ジムクレイマーは、Eli Lilly(LLY)を約255ドルで50株、購入しました。この取引でジムの信託はEli Lilly株を375株保有することになります。今回の購入により、ポートフォリオにおけるEli Lillyの比率は、約2.01%から2.30%に増加します。
追加購入の理由
イーライリリーの株式は、他のいくつかの大手製薬会社とともに月曜日に下降しています。私たちは、このわずかなプルバックが、ポジションを強化するチャンスだと考えています。
イーライリリーに対する当社のテーゼは、先週の月曜日に書いたものと変わりません。イーライリリーは、糖尿病に特化したポートフォリオを持ち、大きな独占権喪失リスクなしに一貫して成長を実現している、製薬業界で最も優れた経営をしている企業の一つだと考えています。しかし、トップラインの数字は物語の一部分に過ぎません。また、イーライリリーは、効率化を推進することでマージンを拡大してきた素晴らしい実績があります。
長期的な視点で考えると、イーライリリーの最も魅力的な点は、そのパイプラインです。具体的には、Eli Lillyには2つの資産があり、CEOのDavid Ricksは先月、"我々がこれまで取り組んできた中で最も価値のあるプロジェクトの2つであり、もしかしたら今、業界で最も価値のあるプロジェクトかもしれない "と述べました。
リックスが言っている2つのプロジェクトとは、アルツハイマー病の治療薬としてのドナネマブと、2型糖尿病の治療薬としてのチルゼパタイドです。アナリストによれば、この2つの資産は100億ドル規模のビジネスチャンスになる可能性があり、今後数年間の成長を支えていくとのことです。
BMOキャピタルのアナリストは、11月18日にEli Lillyのカバレッジを開始した際に、ドナネマブについて、アクセスのハードルが克服されれば100億ドルの機会となる可能性があると述べています。また、10月に発表されたJPモルガンのリサーチノートでは、ティルゼパタイドは2型糖尿病で100億ドル以上、肥満症ではさらに数十億ドルの可能性があるとしています。
ドナネマブとティルゼパタイドは、来年中に承認される予定なので、注目しています。我々の目標は、この2つの別々のカタリストイベントの前に、イーライリリーのフルポジションを取ることです。
2022年は承認と製品発売の変革の年になると思われるので、高値から約7%下落したLLYは、株を買い増すチャンスだと考えています。
参考記事:CNBC INVESTING CLUB with JIM CRAMER